2021年3月28日日曜日

2021年度気密測定技能者養成講習・試験

 気密測定技能者の講習・試験を受付がはじまりました。

ここ数年は、4月のうちに定員に達してしまう会場が多い状況です。

申し込む方は早めがよいと思います。

IBECの講習会について | 

気密測定技能者養成事業|IBEC 建築省エネルギー機構




2021年3月26日金曜日

新型コロナと換気に関する情報収集

新型コロナと換気に関して、建築分野の専門家等が発信している

情報を収集しました。私自身の認識を正しくすることが目的です。


室内に新型コロナウィルスの存在を前提条件とする場合、

建築基準法で義務化された24時間0.5回/h換気のみでは、

感染リスク低減に有効とは言い切れないと考えられます。

たとえば、新型コロナウイルスが存在する空間とその反対側の空間の

間のドアを5cm開けたとして、浮遊するウィルス(ミスト)が流出しない

空気流速を0.5[m/s]とすると、その必要風量は180[m3/h]程度。

180[m3/h]とう風量は家全体の0.5[回/h]換気風量に匹敵することから、

0.5[回/h]換気風量が、ある場所からのウイルス拡散防止には足りない

ことがわかります。


このような感じになることから、窓開け換気併用、ビニールカーテンを

取り付けるなどの工夫が提案されるとともに、手洗い消毒など基本的な

感染防止が重要になります。

収集情報で述べていますが、24時間0.5[回/h]を正常に運転することは、

家の日常的生活において、感染拡大の低減方法のひとつになることは

確かです。

収集情報が何らかの参考になればと思います。

ーーーーー収集情報ーーーーー

・田辺新一先生「建築分野における新型コロナ対応の最新動向

 微小なウィルスの感染性状から、

 様々な現状認識を正しく述べていると思います。

・日本建築学会/換気・通風による感染対策 WG(鳥海吉弘 ・吉野 博先生等)

 「住宅における換気によるウイルス感染対策について

 住宅における換気の方法、換気による感染対策及び隔離室形成の方法

 について述べています。

・日本建築学会「COVID-19に関連した日本建築学会の活動情報

・IBEC/建築省エネ機構「新型コロナウイルス感染症関連特設ページ

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気密測定要件の補助金事例(2021年3月時点)

 2021年3月時点、気密測定を要件にする住宅向け補助金事例を調べました。

札幌版次世代住宅基準

 トップランナー,ハイレベル: C値0.5[cm2]以下

 スタンダード,ベーシック,ミニマムレベル: C値1.0[cm2]以下

 札幌版次世代住宅に関する調査 集計結果

やまがた健康住宅基準

 C値2.0[cm2]以下 (推奨1.0[cm2]以下)

とっとり健康省エネ住宅性能基準

 C値1.0[cm2]以下

次世代リフォーム実証事業

 リフォーム前後の気密測定の実施


目標C値は、およそ1.0[cm2]以下の動向と見受けられます。

<補助金>ものづくり補助金202年5月13日締切分

次回のものづくり補助金は、2021年5月13日締切です。

すでの公開されている公募要領により準備することができます。

https://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html

・第6次締切[一般型]

 公募開始 :2021年2月22日17時

 申請開始日:2021年4月15日17時

 申請締切日:2021年5月13日17時


ものづくり補助金は、申請から実行、報告まで労力のかかる内容ですが、

幅広く補助対象にできるので、会社の補助金対応力に合わせてご検討ください。

気密測定器は、機械装置の項目で経費化できます。

補助率は、中小企業1/2,小規模事業者で2/3。


補助金の応募では、応募者独自の経営計画の提案が求められます。

EOM(株)においても参考資料を提供しています。

この機会に応募をご検討ください。

HEAT20セミナー2020/気密TG(タスクグループ)

 断熱基準などけん引するHEAT20から、

気密性能に関する研究報告が公開されました。(3月3日:第3回公開)

https://www.youtube.com/watch?v=pfaetZlzRPc

これから提案する気密性能はC値1.0[cm2]が検討のひとつのようです。

近い将来、気密性能が基準化されることを望むとともに、

EOM(株)としても長い将来に応えられる気密測定器Dolphin2にしていきます。

※1.Dolphin2は、C値0.1[cm2]まで精度よく測定できます。

※2.Dolphin2は、購入後もコントローラソフトのバージョンアップできます。

  たとえば、C値0.1以下までの自動計測、温度センサーワイヤレス化など、

  新しい開発テーマを検討しています。

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・HEAT20

 http://www.heat20.jp/about/

・公開されたセミナー

  •  2021.2.17 2020年9月11日開催「HEAT20設立記念セミナー2020」の動画を一般公開いたします。
     2021年2月17日:第1回公開
       Act1「HEAT20のこれまで・これから」
          https://youtu.be/pqtyYeISg_U(配信時間:35分)
     2021年2月24日:第2回公開
       Act2 part1「HEAT20 設計部会活動報告」
          https://youtu.be/CYQc-UH5ajM(配信時間:20分)
     2021年3月 3日: 第3回公開
       Act2 part2「HEAT20 気密TG活動報告」
          https://youtu.be/pfaetZlzRPc(配信時間:12分)
     2021年3月10日:第4回公開
       Act3「HEAT20 検証部会活動報告」
            https://youtu.be/2d_N6bsBnhk(配信時間:17分)


<補助金>小規模事業者持続化補助金2021年6月締切分

<補助金のご案内>

次回の小規模事業者持続化補助金は、2021年6月4日締切です。

事前公開されている公募要領により準備することができます。

・商工会議所:https://r1.jizokukahojokin.info/

       公募要領は2月10日公開

・全国商工会連合会:https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/

       公募要領公開は3月10日

地元の商工会議所または商工会に相談しながらご検討ください。

気密測定器の経費化は、家づくりの品質管理、新型コロナ対応の接触機会低減などで採択されています。

補助金の応募では、応募者独自の販路開拓計画の提案が求められます。

EOM(株)においても参考資料を提供しています。

新型Dolphin2は、超高気密C値0.1[cm2/m2]まで高精度測定できるので、

旧型ドクタードルフィン(対応C値0.3まで)からの買い替えでも新規性あります。

この機会に応募をご検討ください。