2021年3月26日金曜日

新型コロナと換気に関する情報収集

新型コロナと換気に関して、建築分野の専門家等が発信している

情報を収集しました。私自身の認識を正しくすることが目的です。


室内に新型コロナウィルスの存在を前提条件とする場合、

建築基準法で義務化された24時間0.5回/h換気のみでは、

感染リスク低減に有効とは言い切れないと考えられます。

たとえば、新型コロナウイルスが存在する空間とその反対側の空間の

間のドアを5cm開けたとして、浮遊するウィルス(ミスト)が流出しない

空気流速を0.5[m/s]とすると、その必要風量は180[m3/h]程度。

180[m3/h]とう風量は家全体の0.5[回/h]換気風量に匹敵することから、

0.5[回/h]換気風量が、ある場所からのウイルス拡散防止には足りない

ことがわかります。


このような感じになることから、窓開け換気併用、ビニールカーテンを

取り付けるなどの工夫が提案されるとともに、手洗い消毒など基本的な

感染防止が重要になります。

収集情報で述べていますが、24時間0.5[回/h]を正常に運転することは、

家の日常的生活において、感染拡大の低減方法のひとつになることは

確かです。

収集情報が何らかの参考になればと思います。

ーーーーー収集情報ーーーーー

・田辺新一先生「建築分野における新型コロナ対応の最新動向

 微小なウィルスの感染性状から、

 様々な現状認識を正しく述べていると思います。

・日本建築学会/換気・通風による感染対策 WG(鳥海吉弘 ・吉野 博先生等)

 「住宅における換気によるウイルス感染対策について

 住宅における換気の方法、換気による感染対策及び隔離室形成の方法

 について述べています。

・日本建築学会「COVID-19に関連した日本建築学会の活動情報

・IBEC/建築省エネ機構「新型コロナウイルス感染症関連特設ページ

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