新型コロナと換気に関して、建築分野の専門家等が発信している
情報を収集しました。私自身の認識を正しくすることが目的です。
室内に新型コロナウィルスの存在を前提条件とする場合、
建築基準法で義務化された24時間0.5回/h換気のみでは、
感染リスク低減に有効とは言い切れないと考えられます。
たとえば、新型コロナウイルスが存在する空間とその反対側の空間の
間のドアを5cm開けたとして、浮遊するウィルス(ミスト)が流出しない
空気流速を0.5[m/s]とすると、その必要風量は180[m3/h]程度。
180[m3/h]とう風量は家全体の0.5[回/h]換気風量に匹敵することから、
0.5[回/h]換気風量が、ある場所からのウイルス拡散防止には足りない
ことがわかります。
このような感じになることから、窓開け換気併用、ビニールカーテンを
取り付けるなどの工夫が提案されるとともに、手洗い消毒など基本的な
感染防止が重要になります。
収集情報で述べていますが、24時間0.5[回/h]を正常に運転することは、
家の日常的生活において、感染拡大の低減方法のひとつになることは
確かです。
収集情報が何らかの参考になればと思います。
ーーーーー収集情報ーーーーー
・田辺新一先生「建築分野における新型コロナ対応の最新動向」
微小なウィルスの感染性状から、
様々な現状認識を正しく述べていると思います。
・日本建築学会/換気・通風による感染対策 WG(鳥海吉弘 ・吉野 博先生等)
住宅における換気の方法、換気による感染対策及び隔離室形成の方法
について述べています。
・日本建築学会「COVID-19に関連した日本建築学会の活動情報」
・IBEC/建築省エネ機構「新型コロナウイルス感染症関連特設ページ」
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