2020年12月16日水曜日

<withコロナ提案>温度自動開閉式換気口

withコロナに少しでも貢献できることとして、

気密測定+温度自動開閉換気口のセットでEOMサポートをお勧めしています。


<考え方>

計画的な換気のために必要な気密性能、その家づくりで気密測定を。

より大きい換気口面積を確保するために温度自動開閉換気口を。

・春夏秋は、従来より大きい換気口面積で計画して

・寒い冬は、気温が高くなる日中は換気口を大きく、寒い夜は換気口を絞る


<紹介>気密測定:通話説明サポート式気密測定「Dolphinレンタル」

  http://www.sunqeom.jp/dolphin.html#Dolphin2rental

<紹介>温度自動開閉換気口:サーモフレッシュ(換気計画サポート付き)

  http://www.sunqeom.jp/thermofresh.html#TFv100


具体的にご提案します。

ご相談をお待ちしています。

EOM(株) 駒野清治 [E-mail] dolphin.eom@outlook.jp

<withコロナ提案>気密測定宣言で品質管理と接触低減(更新版)

11/24<withコロナ提案>を更新しました。

http://www.sunqeom.jp/DolphinSengen20201215.pdf

















気密測定でできること、どんどん考えていきます。

他社製気密測定器ユーザーの方でも資料をお送りしています。

 気軽にお問合せ下さい。

 EOM(株) 駒野清治

 [E-mail] dolphin.eom@outlook.jp

 [web] http://www.sunqeom.jp/dolphin.html

2020年11月21日土曜日

<補助金>気密測定宣言で補助金申請を

 昨日ブログUPした「<提案>気密測定宣言で品質管理と接触低減」で

補助金申請をサポートしています。(Dolphin2購入を検討の方向け)

現時点の募集中・今後の公募予定をまとめた資料をUPします。

http://www.sunqeom.jp/DolphinHojyokin20201124%20.pdf(11/24変更)

Dolphin2購入予定で、補助金を検討する方は、是非ご覧ください。

急がれるコロナ対応向けの支援で、高い補助率3/4です!

2020年11月20日金曜日

<提案>気密測定宣言で品質管理と接触低減

 いままで言ってきました、気密測定でwithコロナのこと、

EOM(株)として提案しています。

http://www.sunqeom.jp/DolphinSengen20201124.pdf(11/24変更)

(他社製気密測定器ユーザーの方でも資料をお送りしています。)

また、Dolphin2ご検討の方には、引き続き補助金をご案内しています。

 気軽にお問合せ下さい。

 EOM(株) 駒野清治

 [E-mail] dolphin.eom@outlook.jp

 [web] http://www.sunqeom.jp/dolphin.html

2020年11月5日木曜日

気密測定で、人との接触機会低減に取り組んでいます。

冬の寒さの波が及んぶようになり、

コロナ禍の感染リスクが高まっています。

私どもEOMでは、気密測定を通して、

建築工事現場で人との接触機会低減に貢献するよう取り組んでいます。

<接触機会低減の考え方>

・現場および建設会社として気密測定の実施を宣言すること

・工事業者の方々は、プライドにかけて、ていねいな施工

 (高い気密性能値で達成感)

・建設会社の監督らは、工事業者を信頼し立ち合い時間を短縮・省略

 (接触機会の低減効果)

・施工途中に気密測定を実施

 (ダメ直し+目標気密性能の達成=品質管理)

・完成時に気密測定を実施(JIS準拠測定で家の性能表示)

==>測定状況をリモート配信し、

   建築主および工事関係者へ性能確認を提示する

  (コロナ対応/接触機会低減と品値管理の両立を、

   一般向けに動画/写真を公開し、販売促進にも貢献)

上記が基本的な考え方です。

ご相談に応じて、随時関連ツールの作成、補助金検討など行います。

気軽にご相談ください。

私どもEOMとして、みなさんのコロナ禍対応への一助になればと

思いながら、気密測定で出来ることに取り組んでいます。


・EOM(株) 駒野清治

 [E-mail] ​dolphin.eom@outlook.jp

 [Web] ​http://www.sunqeom.jp/dolphin.html


2020年11月3日火曜日

中小企業(300人以下)向け ものづくり補助金

 中小企業で、気密測定器Dolphin2を経費にできる補助金として、

「ものづくり補助金」を紹介します。

 http://portal.monodukuri-hojo.jp/

・概要:革新的サービス開発等の設備投資等を支援する

・対象:中小企業(従業員300人以下)、小規模事業者(従業員20人以下)等

・補助金額:100~1000万円

・補助率:[通常枠] 中小企業 1/2、 小規模企業者・小規模事業者 2/3

      [特別枠/コロナ枠] A類型 2/3、 B・C類型 3/4(※)
     ※.A類型:省略

       B類型:非対面型ビジネスモデルへの転換

       C類型:テレワーク環境の整備

・現在の公募:第4回(申請締切11月26日12月18日変更

       http://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html

・年度内の公募:第5回(申請締切2021年2月)・・・注記)通常枠のみ

       http://portal.monodukuri-hojo.jp/schedule.html

・申請について:基本的に、自社で考えて、実行・管理・完了することが求められます。

        例えば、気密測定の導入により、家づくりの品質管理が革新的に向上。

        新型コロナ対応となる[特別枠]では、B分類の非対面化、

        C分類のテレワーク環境の向上によるサービスの革新。


EOM(株)では随時ご相談に応じています。

気軽にお問合せください。

・EOM(株) 駒野清治

 [E-mail] dolphin.eom@outlook.jp

 [Web] http://www.sunqeom.jp/dolphin.html


2020年10月14日水曜日

小規模事業者持続化補助金<コロナ対応型>(追加12/10締切)

表題の補助金が追加され、第5回受付が新設されました。

締切は、12月10日必着です。

できるだけ商工会議所に相談しながら申請することをお勧めします。

・日本商工会議所

 https://r2.jizokukahojokin.info/corona/

・商工会連合会

 https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_t/

ご検討される方は、EOM(株)までお問合せ下さい。

 EOM(株) 駒野清治

 [Tel] 090-2939-7725

 [E-mail] dolphin.eom@outlook.jp

 [Web] http://www.sunqeom.jp/dolphin.html


2020年10月5日月曜日

[商品化に]小口径の整流筒・・・住宅C値0.1以下、開口部測定などで

近いうちに「Φ94未満の小口径風道」を商品化できそうです。

測定対象は、

・住宅C値:0.1以下

・開口部{窓サッシ,ドア}:A-4等級+αまで(下図参照)

  ・建具の気密性:JIS A 1516 建具の気密性能試験方法

  ・ドア等の有効開口面積:ドア等(通気口あり・なし)の有効開口面積(αA)測定

  特記)A-4より超高気密なクリーンルーム用ドアの測定も開発検討中

・気密部材を相当すき間面積で性能評価

・その他相当すき間面積で測定評価したいもの

 商品化の時期は10月のうちから順次リリースする予定です。

受注生産・レンタルでお役に立てますので、気軽にお問合せ下さい。

<JIS A 4706(サッシ)>
<JIS A 4702(ドアセット)>

2020年9月18日金曜日

小規模事業者持続化補助金<コロナ対応型>追加情報3(最終)

 この補助金について最後のご案内です。

締切は10月2日必着です。

気密測定器の活用/コロナ対応で補助金を利用する方は、

9月24日(木)までにお問合せください。

以下の補助金の要件・内容をご確認ください。

1)小規模事業者:従業員(仕事に従事)20人以下

2)気密測定器を新規購入のこと(買い替えでないこと)

  ・気密測定器の経費例 こちら

 ・EOMが考える補助金提案名称(案)

 「気密性能測定器を活用した建築工事現場の接触機会低減および新規顧客獲得

3)事務局/商工会議所・商工会のサイトをご確認ください。

 ・地元の商工会議所または商工会のWebサイト

  関連して、以下のいずれかをご覧ください。

 ・日本商工会議所https://r2.jizokukahojokin.info/corona/

 ・商工会連合会https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_t/

4)提出書類

 ・募集要綱p.69-73参照 こちら

5)EOM(株)では、コロナ対応型を目指してご相談に応じています。

 ・補助金上限:100万円(一般50万円+特別50万円)

 ・補助率:3/4(一般2/3)


詳しく知りたい方は気軽にお問合せ下さい。

EOM(株) 駒野清治

[Email] komanoseiji@sunqeom.jp

[電話] 090-2939-7725

[Web] EOM気密測定サイト

2020年9月9日水曜日

気密測定器の検査ドックやっています。

気密測定器の検査ドックやっています。

検査ドックへのリンク


検査点検の期間は2年ごとをお勧めしています。

気密性能C値が0.5[cm^2/m^2]以下の領域に達する場合は、

一度検査ドックで、その測定精度を確認するのが良いと思います。

それら理由は、、、(超高気密領域に限定して)、、、

1)風速測定用のピトー管がホコリで目詰まりし、

  風量が少なめに出ている(C値が小さめになる)

2)チューブの差し込みや各所パッキンが劣化し、気密が甘くなっている

3)使い方に工夫が必要なことに気が付いていない

EOMの検査ドックでは、

αAテスト(※1)により総合的な測定精度チェックを行い、

1~3)などを発見する切っ掛けになります。

(※1.参考:αAテストの様子


まずは、お手元の気密測定器を、自由空間の状態で、

ファンを全速で回して、最大風量がカタログ値に達するか?

確認することをお勧めします。

ドルフィン・他社製、気密測定器なら何でもご相談に応じています。


2020年8月3日月曜日

小規模事業者持続化補助金<コロナ対応型>追加情報2

前回の情報は、7月24日こちら
その後の追加情報です。
事務局である商工会議所にヒアリングして、
当補助金の要件性がわかりました。
接触機会の低減のみでは要件適応に弱いようです。

要件は「販路拡大」に役立つ使途か?ということです。
気密測定の経費化について下記のことを参考にしてください。
・気密測定をリモートで当施主関係者に紹介するとともに、
 他のお客や一般向けにも紹介して、営業的に活用すること。
・気密測定宣言により関係者の接触機会の低減を図るとともに、
 その接触機会低減のことを営業的に活用すること。
以上です。

次回の応募締切は10月初めですが、
各地の商工会議所/商工会からの書類取得の締め切りが9月のため、
早め早めの事前相談がよいようです。

気密測定に関して必要なことがあれば、EOM(株)までお問い合わせください。

2020年7月28日火曜日

気密測定の役割と測定方法(拠り所)

気密測定の役割と測定方法(拠り所)を一覧表に整理しました。
EOMでは、一般的なJIS(条件1)・IBECによる気密測定の他に、
社内試験から家の換気特性・特殊対応まで行っています。

2020年7月21日火曜日

小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>追加情報

気密測定器に関する表題補助金について追加情報です。

補助金:小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>
対象: 小規模事業者(20人以下)
経費枠:非対面型ビジネスモデルへの転換(B)
    または、テレワーク環境の整備(C)
補助率:3/4
限度額:100万円
締め切り(例):第3回 8月7日(交付依頼7月31日)
        第4回 10月2日(交付依頼9月25日)
相談窓口:商工会・商工会議所
注記: 気密測定器の経費化について確約するものであはありません。
    個別に相談してください。武豊町の事例が参考できます。
    事前の交付依頼があるので、相談は早めに。   

<情報例>
・愛知県武豊町
 商工会おしらせ6/18(気密測定器が経費例に) http://www.taketoyo-sci.or.jp/
・静岡県浜松市
 https://www.hamamatsu-cci.or.jp/news/show/1204
・長野県
 https://www.pref.nagano.lg.jp/keieishien/corona/jizokukahojyokin.html
・全国商工会連合会 https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_t/
 日本商工会議所 https://r2.jizokukahojokin.info/corona/

何かご不明な点、気密測定器に関する情報はEOM(株)からもサポートします。

2020年7月18日土曜日

丸穴の相当隙間面積αAを測る(測定誤差)

気密測定器Dolphin2で、丸穴の相当隙間面積αAを測りました(※4)。
その丸穴の開口面積Aと流量係数αから計算するαAと比較して、
測定誤差≒1~2%
気密測定器のJIS A 2201の測定誤差(※1)5%以下をクリア。
 ※1.JISでは流量測定の誤差5%以下、これを準用。

この丸穴αAテスト、、、
気密測定器にとって、、、
実は誤魔化しのきかない厳しいテストだと思います。
測定値を丸穴の開口面積と比べるシンプルなテストですが、
誤差要因がたくさんあって、、、
流量測定誤差(吸込ノズルの形状~風速測定用ピトー管)、
送風機まわりの漏れ(※2)、テストボックス漏れ、
測定時の安定性(※3)、丸穴αAの計算式有効桁数、
丸穴寸法測定誤差、など。

※2.Dolphin2の送風機は、鋼板合わせ部分などシールを行い、
送風機からの漏れを抑えています。

※3データの安定性は、十分な安定に達する前に測定すると、
回帰直線からズレたデータになり、結果的にn値のズレなどになります。

※4.ここで使用した気密測定器は受注生産仕様で、JIS A 2201に完全準拠した
   高精度タイプ。
   特に差圧計の誤差0.15%仕様で、当JISの要求誤差0.5%以下を余裕でクリア。
   ちなみに、一般仕様品は、この差圧計が量産センサーですが、
   マイコン搭載で、センサー内部の温度補正を自動的に行う、
   その実力は測定精度5%をクリアできるものです。

今回のブログは、
気密測定器の基本である、丸穴開口面積の測定誤差について説明しました。

なお、説明にあるテストボックスは商品化の予定です。
社内チェック、展示会のデモなどに使えます。お楽しみに!

2020年7月14日火曜日

小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>で気密測定器

気密測定器が補助金で購入された事例紹介です。
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小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>
一覧表/①機械装置等費
http://www.taketoyo-sci.or.jp/cms/file/koronakatuyoujirei.pdf

特別枠: 類型B   非対面型ビジネスモデルへの転換 補助率  2/3 → 3/4

公募開始   : 2020年 4月28日(火)<公募要領公表>
        第1回受付締切: 2020年   5月15日(金)[終了]
        第2回受付締切: 2020年   6月  5日(金)[終了]
        第3回受付締切: 2020年   8月  7日(金)[郵送:必着]
        第4回受付締切: 2020年10月  2日(金)[郵送:必着]


このWebは地方自治体/愛知県武豊町/商工会の補助金情報
http://www.taketoyo-sci.or.jp/

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EOMが考える「新型コロナ対応/気密測定で貢献できそうなこと」
https://sunqeom.blogspot.com/2020/04/blog-post_16.html

詳しくは、これを参考に、地域の補助金窓口にご相談ください。

2020年7月13日月曜日

家の気密性能を蛇口の締め具合に例えると

ここブログでは、たまに[思うこと]も書いてみたいと思います。

はじめにひとつ思うことは、
「気密性能には適度な具合があるだろう」ということです。
「その適度な気密具合は、
 地域・構工法・気密に関する建材や技術などにより決まってくる。」
EOMでは気密性能C値=0.1まで測定できる新型を販売し、
その問い合わせから、すでにC値0.1を達成している方々がいます。
「適度な気密具合」がC値0.1未満にまで行くのか、その必要がないのか?
このことは昔から気密測定器屋として技術的に整備したいと思っています。

今日のところは、そのように思っていることがある、ということで、
似た思いの方と情報交換できれば嬉しいです。
(今後、私自身でも参考資料収集・現場測定・検討を進めていきます。)

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参考までに、蛇口の締め具合を撮影して遊んでみました。
気密具合と上手く例えられればよいのですが。。。

まず<グランドパッキン>
蛇口のハンドル軸まわりの水漏れを防ぐOリング状のグランドパッキン。
写真のナット部分の締め具合が緩いと水漏れ、締めすぎるとハンドルの動きが
固くなることから、適度な締め具合があります。
この例えを建築に当てはめると、
外壁や屋根に、合板など面材を、釘またはビスで止めることをイメージします。
ビスの締め具合が緩いと気密が悪く、締めすぎるとビスが面材にめり込み、
面材の厚み欠損・固定部分の強度不足を招くので、適度な締め具合があります。

このように、いろいろな建築材料を組み上げていく建築には、適度な締め具合
から成る、適度な気密性能があるはずです。

本来、気密測定は、この建築の躯体と、断熱気密施工を組み上げた状態での
気密性能C値を測定しようとするものです。

  
<グランドパッキン>

補足)今後私としては、建築を組み上げた状態での気密性能C値を
   設計的に計算できるように資料を収集したり、測定するなど
   行っていきように考えています。

-----
次に、建築を組み上げた状態に、仕上げや設備工事など、
建築が完成した状態の気密性能について、
蛇口/ハンドルのこまパッキンの締め具合と水の出具合に例えてみます。
・蛇口は”水”の出を止めたり、出具合を調整します。
 水は見えるし、濡れるのでその出具合が分かり。
・家の気密性能は、空気の漏れ具合を隙間の面積で表します。
 空気は見えなくて、イメージしにくいので、蛇口の水の出に例えてみます。

<こまパッキン:ピタッ>
 たぶん、寒冷地の気密性能のイメージはこんな感じでしょうか。
 外が極寒のとき、寒いすき間風は止める、結露防止で部分的な漏れも無しに。

<〃:ポツン>
 最近の準寒冷地~温暖地の気密性能イメージはこんな感じ。
 構工法成りに出せる気密性能で、少し漏っても問題にならない気候条件。
 
  <こまパッキン:ピタッ>     <〃:ポツン>

 補足)建築は風や振動などで僅かながら揺れています。
    その揺れに対応するように、蛇口を開けたり・閉めたりを
    何十年も繰り返し続けるとします。
    蛇口のパッキンは何十年も交換できません。

    その条件をクリアするためには、
    <ピタッ>を毎回やり続けることが難しくなるでしょう。
    クリアするためには、<ポツン>~<ツー>の間の締め具合に
    なるかもしれませんね。
    建築では、ねじのピッチや締め具合などが当たります。
    ねじを締めすぎると材料にめり込むので、適度があります。

    <ピタッ>が必要な場合は、蛇口の吐水口に丈夫なストッパー
    を取り付ける必要が出てきます。
    建築では気密シートや気密テープ、高気密サッシなど気密関連資材
    が当たります。
    例え話なので、この程度までに。

<こまパッキン:ツー>
 伝統的な構法の気密具合イメージはこんな感じ。
 密閉部分を造らない、夏を旨とする家づくり。
<〃:ダー>
 開放的な家づくり、窓を開けて開放的状態はこんな感じ。
 積極的に外の風を通すイメージです。
  
  <こまパッキン:ツー>      <〃:ダー>

-----
前々から気密測定器屋として、思っていた気密具合(締め具合)について、
蛇口の例えで遊んでみました。
今後、気密具合に関する技術資料を収集していきます。
お楽しみに!



2020年6月18日木曜日

気密測定技能者講習テキスト 販売中(早めに)

<気密測定技能者をお持ちの方へ>
新型コロナの影響で一時受付停止していた
IBEC/気密測定技能者の講習会とテキスト販売が再開しています。
(「気密測定技能者限定 再講習」を選択してください。)
テキストをお持ちでない方は、早めに申し込む方がよいと思います。
理由は、2017年改正JISの内容を把握して、現場測定を行うことが求められる場合があるためです。
なお、テキストの申し込みには、当技能者を取得していることが条件です。

2020年5月16日土曜日

IBEC気密測定技能者講習テキスト [10]試験方法(5)測定手順


このブログにおいて、現場の気密測定に必要な資料を紹介していきます。
まず紹介していく資料は、
・IBEC気密測定技能者講習用テキスト
 「住宅の気密性能試験方法<JIS改正対応>」
 (第2版 2019年2月1日発行)
 ・・・以降は「IBECテキスト」と言う。
・JIS A 2210 :2017
 送風機による住宅等の気密性能試験方法
 ・・・以降は「JIS気密性能試験」と言う。
なお、5月予定であった、
IBEC気密測定技能者講習会および改正JIS版テキスト販売が延期に。
新型コロナの影響です。

それでは、IBECテキスト「測定手順」の紹介からはじめます。
-----
IBECテキスト
[10]試験方法
(5)測定手順
 測定に入る前に、建物が2章10節の(1)に示す条件であることを確認し、
記録する。
また、外皮の概略を図面で確認するとともに観察し、記録する。
 a)試験装置の設置
  試験装置の設置場所は、建物の気密性に影響しないような外皮の開口部とし、
 できるだけ小さな窓などを選択する。
  外部に微風速がある場合は、風下側の開口部に設置し、風の影響を避けるようにする。
 試験装置の排気口と開口部の接続は適切なふさぎ部材を用い、隙間があれば、
 テープなどでシールし気密にする。
  なお、送風機、流量測定装置などの装置が分離されている場合は、その接続について
 も気密にする。

 b)気温の測定
  室温の測定位置は、正しい室温を測定するために日射や暖房機の放射の影響を
 受けない場所とし、測定室のほぼ中央部とする。
  外気温の測定位置は、外皮の近くで、日射の影響を受けず、風通しのよい場所
 とする。また、室温及び外気温は、試験前後において測定する。

 c)圧力差の発生
  圧力差は、送風機を流量調整器によって徐々に回転させ、室内空気を屋外に排気
 して減圧(減圧法)することによって発生させる。

 d)圧力差の測定
  圧力差の測定のためのチューブ先端は、圧力差を正しく測定するために室内に
 あっては測定時の試験装置の送風の影響を受けにくい場所に設置する。
 設置箇所は原則として室内外とも1か所とする。
  ただし、次の点に留意する。
 ・3階建てのような高い建物や内外温度差が大きい場合の建物内の圧力差測定の
  位置は、上下圧力分布の中世帯近傍とする、また、測定の正確を期するためには、
  建物内の測定対象空間の圧力差の分布は、内外圧力差の10%以内であることを
  確認することが望ましい。
 ・風などによって建物の各面や上下に圧力分布があるような場合は、建物の外周面
  における平均圧力差となるような測定をすることが望ましい。
 ・共同住宅、長屋などの1住戸を測定する場合の外部圧力測定位置は、ベランダ
  などの外側とし、手すりなどの物陰にならないような場所とする。また、隣接
  する住戸は外気とみなせるように窓を開けた状態にする。なお、測定の正確を
  期するためには、建物外皮の外側にある小屋裏や床下又は共同住宅、長屋など
  の隣戸の空間の圧力を測定することが望ましい。
 e)圧力差測定器(差圧計)のゼロ点の確認
  圧力差を測定する前に、チューブをはずして圧力差測定器の差圧のゼロ点を
 確認する。
  圧力差測定器(差圧計)など電子機器は、電源投入後10分程度は安定しない
 ので、十分に暖機運転をしてから測定に入るようにする。

 f)試験前後の室内外の圧力差の測定
  測定前に試験装置の整流筒などの開口部をふさぎ、試験前の室内外の
 圧力差(△P0)を30秒間以上測定する。そのときのデータ数は10以上とし、
 平均圧力差が±3Pa以内であることを確認し測定に入る。
  測定終了後、再び室内外の平均圧力差を測定し、試験の前後で±1Pa以上の差
 がある場合は測定をやり直す。
  なお、圧力差ゼロ調整を行うことができる測定装置にあっては、ゼロ調整後に
 測定に入ることができる。
  この場合であっても、測定終了後に室内外の平均圧力差を測定し、試験の前後
 で圧力差が変化していないことを確認する。試験の前後で±1Pa以上の差がある
 場合は測定をやり直す。
  試験前の圧力差(△P)は、真の圧力差(△P)を求めるために補正値として
 使用する。

 g)圧力差(△P)と通気量(Q)の測定
  通気量は、送風機の流量調整器によって圧力差を変えて、圧力差の測定範囲
 をほの等間隔となるように5点以上測定する。圧力差の測定範囲は、
 通常10~50Paとする。微風速ある場合は、風の影響を小さくするために
 30~70Paの高めの圧力差で測定する。
  圧力差の測定は、安定した状態の平均値とし、1Paまで読み取る。また、
 各圧力段階の通気量は、圧力の安定したときの平均値を整数で読み取る。

 h)測定回数
  圧力差と通気量の測定回数は、圧力差を最小値から最大値まで段階的に変化
 させたときの通気量の測定(等間隔5点以上の測定)を1回とし、測定回数は
 3階とする。ただし、測定結果にばらつきが大きい場合は測定回数を増やす。
-----

今回紹介した測定手順は
YouTube「Dolphin2 JIS/IBEC対応版の紹介」でご覧になれます。

(次回につづく)

2020年5月4日月曜日

通話サポート式気密測定「Dolphinレンタル」の提案 -接触機会の低減に-

EOM(株)として、気密測定器のレンタルと通話説明サービスをセットにした
通話サポート式気密測定「Dolphinレンタル」を2020年5月から営業しています。


◆特徴

1)現場測定を通話でサポート

2)レンタルで導入しやすい料金

3)かんたん測定で施工途中のダメ探し、中間検査

4)JIS(IBEC)測定で完成検査

5)分かりやすい性能表示ラベリング

6)使いやすくおもしろい測定器

これら特徴の気密測定を、家づくりに導入することで、

住まい手・工事関係者らが現場で接触する機会を低減する工夫のひとつとして提案します。


例えば、気密測定を約束事とすることで、

気密関連の工事業者は丁寧に施工し、

監督は工事立ち合いを最少化し、

住まい手を含む関係者は気密測定結果C値で施工品質を確認できます。

このように、関係者相互の信頼と誠実な行動のもとで、

新型コロナウイルス感染防止のための接触機会を低減するために、

EOM()は当気密測定Dolphinレンタルを提供します。

その他はこちらで

http://www.sunqeom.jp/pressreleaseDolphin2_rentalsupport20200501.pdf


2020年4月23日木曜日

Dolphin2-JIS/IBEC対応版- 動画で紹介

Dolphin2-JIS/IBEC対応版-のリリースは来週4月27日ころの予定。
開発用に即席で作った動画をYouTubeにアップしました。
従来は他の測定器を使うなど面倒だったJIS測定事項を
Dolphin2でスマートに測定できます!
コントローラ操作の雰囲気をご覧ください。時間は5分程度。


YouTubeサイトでご覧になりたい方はこちら。

2020年4月16日木曜日

新型コロナ対応/気密測定で貢献できそうなこと

新型コロナウイルス感染の対応は長期戦になりそうです。
建築現場は管理などで、もっと大変になると思われます。

気密測定器の供給者として、少しでも貢献できそうなことを列記します。
<貢献できそうなこと>
(1)気密測定で品質管理できる工事の立ち合いを極力減らして
  施工関係者の感染リスクを下げる
  [解説]
   施工途中の気密測定の役割
   1)隙間面積の測定で全体的な施工状況をは把握すること、
   2)内外差圧を高めの状態にして、大きい隙間の無いことを確認すること
   3)そして、目標の隙間面積に納めること
(2)完成時の気密測定を事前説明~実行報告することで
  住まい手・施工者・管理者・みなさんが必要以上に現場で接触しない    
(3)気密測定という品質管理と性能表示によって
  設計事務所や施工会社が社会的に信頼度がアップし、
  新型コロナリスクを乗り越えて、
  長いメンテナンスと長い家づくりに貢献できる

<私どもの営業宣伝>
気密測定を提供する立場から、
このような信頼の和をサポートすることが私どもの役割です。
気密測定器Dolphin2を購入された方、レンタルされる方、
現場で気密測定を行うとき、極力電話などでサポートします。
{購入,レンタル}であれば、現場に入る人間を減らしながら、
気密測定依頼費用を削減することができます。
ご相談は、EOM(株) 駒野清治まで。
   

JIS (IBEC) 対応版 気密測定器 いよいよリリースへ

お待たせしました。
JIS(IBEC)対応版気密測定器がいよいよ4月下旬からリリースです!

特徴は、面倒なJISの測定手順を、コントローラの操作でスマートに対応。
例えば、測定前の差圧30秒測定をワンタッチで。
JIS(IBEC)の測定事項はこちらEOM-webへ

同時に、きちんとした測定をサポートする工夫を考えました。
例えば、これ! 室内外の差圧と、整流筒内の風速の変化グラフ。
[解説]この変化グラフで ”安定を見極めて” 測定ボタンをタッチすることで、
    n値の範囲(1~2)越えを防止できたり、正しいn値、ひいては、
    正しい隙間面積αAの測定をサポートします。
試しに使いたい方は、レンタルをご検討ください。EOM-webへ。

2020年4月7日火曜日

IBEC気密測定者限定 テキスト販売に

日本で気密測定方法の規定するものはJIS A 2201「送風機による住宅等の気密性能試験方法」のみです。

そのJISは2017年12月に改正され、その改正内容を実務的に知るには、IBEC気密測定技能者養成講習用テキストが必要です。
このテキストが、2020年3月下旬からIBECより購入できるようになりました。
ただし、IBEC資格/気密測定技能者限定です。
技能者の方は早めの購入をお勧めします。価格は1980円(税込)。

EOM(株)で購入方法などを案内しています。
IBEC気密測定技能者養成講習テキストの購入方法

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JIS/IBECの気密測定方法の実務で必要な内容は、このブログで紹介していきます。

<2021/9/26追記>
IBECの当該テキスト販売は、講習会の申込期間中のみで終了になりました。

気密測定器レンタル 日本全国・はじめてでも

気密測定器のレンタルをやっています。
開発・製造元ならではのサポートサービスです。
日本全国ご利用いただけます。

料金は、一般的な外注費5万円+交通費に比べて安くなりますが、ご自分で測定することになります。
そこはお任せください!
私からの電話(動画通話)説明で、はじめての方でも気密測定を行うことができます。
(基本的に電話説明は1件目まで。)


 
また、必要な資材を同梱しますので、細かい事前準備はおよそ不要です。
ただし、電源の準備は必要です。

機種は4種類。選定や見積もりなどお気軽にご相談ください。
4月下旬からは、JIS/IBEC対応版ソフトになる予定です。
問い合わせ先:Dolphinレンタル

気密測定器のはなし/通気量の測定原理

気密測定器のはなしです。
測定器のことを知ることは、おもしろくて、正しい測定や不具合の発見につながります。
 
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はじめのはなしは”通気量の測定原理”です。
気密測定器(Dolphin2)は、JISに規定される”吸込みノズル”を採用し、風速が均等になる断面に風速計を取り付けることで、正確な平均風速の測定を可能にするものです。
 
JISには”吸込ノズル”の断面寸法比が規定されています。
その吸込ノズルで、自遊空間(※1)から空気を吸い込むと、直径Dの位置の断面風速が均等になります。
気密測定器では、、このように断面風速が均等になることを利用して、真ん中1点の風速で正確な通気量を測定するものです(※2)。
 
(※1.自遊空間: JISでは、ノズル吸込み面の中心から、直径Dの1.5倍の立方体の範囲に障害物がないこと。)
(※2.正確な通気量: JISでは、通気量の測定精度±5%以下。)
 
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参考として、切りっ放しの丸パイプで空気を吸い込んだときの断面風速イメージを紹介します。
断面風速の傾向は、中心部分が速く、周壁付近は摩擦抵抗のため遅くなります。 
 

2020年4月4日土曜日

隙間面積を測る気密測定器

気密測定器は建物の隙間面積を測るように作られています。


・気密測定/減圧法
 住宅の気密測定では、室内空間をファンで減圧し、
 正確に測定する通気量と内外圧力差のデータから、
 隙間の面積を計算します。

・丸穴面積測定テスト
 ドルフィンの開発では、気密測定器をテストボックスに接続し、
 ボックスに設ける丸穴(開口)の面積を精度よく測定できるか
 テストしています。

・テスト用丸穴(開口)
 JISの手順のとおり3方向平均から直径を求めます。
新型気密測定器ドルフィン/Dolphinは、
丸穴(開口)テストで測定精度±5%を達成しています。

新型気密測定器ドルフィン2/Dolphin2

新型気密測定器ドルフィン2/Dolphin2を紹介します。
(写真はDolphin-Pro100)
 
新型気密測定ドルフィン2/Dolphin2を紹介します。
・発売 :2019年の夏
・販売元:富山県のヤマイチ(株)
・製造元:EOM(株)
・開発 :ヤマイチ(株)+EOM(株)共同
・特徴1)気密性能C値を0.1[cm2/m2]までキチンと測定できること
    (床面積100m2の場合)
 特徴2)超高気密専用の小型軽量の測定器を作ること
 特徴3)ソフトVerUPが容易なコントローラを作り、
     いろいろな方に使いやすい気密測定器を提供すること
そんな気密測定器、4種類になって販売しています。


リーフレットや説明動画はヤマイチ(株)運営のDolphinサイトでご覧ください。
レンタル、現場測定、販売もEOM気密測定サイトでご覧いただけます。

2020年4月3日金曜日

気密測定ブログをはじめます。



「気密測定 ドルフィンDolphin」ブログをはじめます。

新型気密測定器ドルフィン2(Dolphn2)の販売が始まったので、
測定器の説明や気密測定のことをブログに書きためて、
現場測定などに役立当てていただくことが目的です。


省エネ基準関連に気密測定の記載がなくなってから、
気密測定に関する情報が希薄になり、古くなり、
入手できた情報もその位置づけがわからない状況です。


私どもが開発から製造・現場測定で入手できる技術的な情報を
できるだけアップしていきます。


1999年に1世代目の気密測定器Dr.Dolphinから20年。。。
気密測定を、きちんとやりたい。簡単にしたい。もっとひろめたい。
微力ではありますが、頑張りたいと思います。
​​​​​​​​​​駒野清治 EOM(株)
EOM気密測定器Web